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2024年度第2回講演会が開催されました

2024年度の第2回講演会チラシ

2024年度第2回講演会は、11月22日に東京農業大学世田谷キャンパス内国際センターにある榎本ホールで開催されました。会場とLive配信で約270名の方にご参加をいただきました。

開会にあたり、副理事長の稲津康弘がご挨拶をさせていただきました。 講演1と2の座長は理事の小暮実が担当しました。

講演1では、消費者庁の田中誠先生から、食品の安全を確保しつつ、いかにして食品ロスの削減を達成すれば良いのか、その道筋についてお話しをいただきました。

講演2では、農林水産省の速見基弘先生から、食品ロスの半分を占める事業系のロスをいかにして減らしていくのか、その具体的な取組み方法についてお話しをいただきました。

食品ロス削減への取組みと食品安全(田中 誠先生)
食品ロス削減への取組みと食品安全
田中 誠 先生
消費者庁 消費者教育推進課 食品ロス削減推進室長
事業系食品ロスの削減への取組(速見 基弘先生)
事業系食品ロスの削減への取組
速見 基弘 先生
農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部
外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室 課長補佐

講演1と2の後で休憩を挟みました。この時間を利用して当法人の団体賛助会員7社の協力を得て、広報動画の配信を行いました。動画の配信は講演会の開始前にも行いました。また、会場では団体賛助会員6社の協力を得て付設展示を行い、参加者の皆様に情報提供をしていただきました。

【 情報提供にご協力いただいた会員の皆様 】
栄研化学**、エルメックス**、関東化学**、極東製薬工業*、JNC、島津ダイアグノスティクス**、セントラル科学貿易**、ネオジェン・ジャパン
( 50音順 | **:展示と動画、 *:展示、 無印:動画 )

再開後、講演3と4の座長は理事の下島優香子が担当しました。

講演3では、キユーピーの吉田佳弘先生から、最も消費・賞味期限が短い食品の一つであるカット野菜について、その期限をいかにして長くしていっているのか、その取組みをお話しいただきました。

講演4では、MGCエージレスの田中宏和先生から、脱酸素剤が食品の質の保持にどのように役立っているのか、その可能性についてお話しをいただきました。

事業系食品ロスの削減への取組(速見 基弘先生)
チルドサラダ商品の消費期間、賞味期間延長技術と食品安全
-カット野菜ロングライフサラダ、高圧処理サラダ-
吉田 佳弘 先生
キユーピー株式会社 研究開発本部 食創造研究所
野菜価値創造部 野菜・惣菜研究チーム チームリーダー
脱酸素剤による食品の品質保存技術~微生物制御への有効性(田中 宏和先生)
脱酸素剤による食品の品質保存技術
~微生物制御への有効性
田中 宏和 先生
MGCエージレス株式会社
エージレスサービスセンター カスタマーサービス部長

続いて4名の演者と2名の座長による、パネルディスカッションを行いました。会場からの質問、Live配信視聴者からの質問に演者から回答をいただき、講演の内容をさらに深めていただきました。

脱酸素剤による食品の品質保存技術~微生物制御への有効性(田中 宏和先生)
パネルディスカッションの様子

「世界における食中毒情報第22版」は、名誉会員である工藤泰雄先生がライフワークとして取り組んでおられる、他では絶対に手に入らない貴重な情報資料集です。副理事長の甲斐明美が編集と取りまとめを担当され、会誌第14巻第3号として発行しました。

この資料集の説明を副理事長の甲斐明美先生から行いました。

事務局を担当する山縣文夫理事から、当法人からのお知らせをさせていただきました。

最後に、理事長の五十君靜信から閉会の挨拶をさせていただきまして、第2回講演会を閉会しました。

  • 講演会の内容を何時でも視聴できる“アーカイブ配信”は12月中に、会員限定でご提供する予定です。暫くお待ちください。
  • 講演会の“聴講録”は、準備が出来次第、定期通信第64号として掲載します。
  • 講演会のスライドハンドアウト及び抄録は、会誌第14巻第2号に収載されています。
    まだ、お持ちでない方はこちらからご入手ください(会員には無償で配付されます)。
(更新:2024.12.5)

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2024年度微生物検査実技研修会(基礎編)が開講されました 新着情報

2024年度は、第5回研修会はプログラムを充実させ以下の通り開催しました。

2025年度も第6回を同様に開催する予定です。是非、多くの皆様にご利用いただきたく思います。
日程などが決まり次第、改めてホームページでご案内をさせていただきます。

日時 2025年1月23日(木曜日)~24日(金曜日)
会場 東京顕微鏡院豊海研究所 微生物検査研修室 他
講師 五十君靜信理事長(東京農業大学教授/食品安全研究センター長)
土屋禎理事(日本食品分析センター理事)
森哲也監事、和田真太郎博士(東京顕微鏡院微生物検査部) 他
主な研修内容 講義:
食品微生物検査の役割と特徴
HACCP制度化後、微生物検査をどのように考えればよいのか
実技実習:
衛生指標菌の (生菌数、腸内細菌科菌群、大腸菌群、黄色ブドウ球菌) 実技研修
簡易培地等の解説、実習 ※
※ 簡易培地等の解説については、当法人の賛助団体会員から9社の専門家の皆様にご指導をいただくとともに、実際の装置や培地などをご提供いただき、見て・触って・使って、実習を受けていただきました。1日目に操作し、2日目に判定する流れで、キットの実物を用いて、受講者自らが使用経験を得ていただくようになりました。
  • 極東製薬工業株式会社(DDチェッカー 操作・判定)
  • 関東化学株式会社(リメルト培地 操作・判定)
  • 株式会社 エルメックス(大腸菌群・E.coli同時検査用酵素基質培地(XM-30,ST-SSP) 操作・判定)
  • 島津ダイアグノスティクス株式会社(コンパクトドライ 操作・判定)
  • ビオメリュー 株式会社(TEMPO 操作・判定)
  • ネオジェンジャパン株式会社(ペトリフィルム 操作・判定)
  • キッコーマンバイオケミファ株式会社(Easy Plate 操作・判定)
  • 株式会社セントラル科学貿易(マイクロスナップ 操作・判定)
  • 栄研化学株式会社(PSラテックス)説明
(更新:2025.2.22)

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会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第2号第3号が発行されました

会誌「食の安全と微生物検査」は、2024年度第2回講演会の抄録特集号として第14巻第2号が発行されました。4名の演者のスライドハンドアウト、理事の窪田邦宏による技術レポートなどが収載されています。

大変有用な情報が提供されています。是非、ご覧ください。
詳細は「会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第2号」をご覧ください。

会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第2号 会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第2号

特集:2024年度第2回講演会 プログラムと抄録
講演1 食品ロス削減への取組みと食品安全
田中 誠(消費者庁消費者教育推進課 食品ロス削減推進室長)
講演2 事業系食品ロスの削減への取組
速見 基弘(農林水産省 大臣官房 新事業・食品産業部 外食・食文化課 食品ロス・リサイクル対策室 課長補佐)
講演3 チルドサラダ商品の消費期間、賞味期間延長技術と食品安全
-カット野菜、ロングライフサラダ、高圧処理サラダ-
吉田 佳弘(キユーピー株式会社 研究開発本部 食創造研究所 野菜価値創造部 野菜・惣菜研究チーム チームリーダー)
講演4 脱酸素剤による食品の品質保存技術 ~微生物制御への有効性
田中 宏和(MGCエージレス株式会社 エージレスサービスセンターカスタマーサービス部長)

Ⅱ.技術レポート シリーズ No25
オランダ・オーストラリアにおける小規模食品事業者等に対する食品衛生監視指導
窪田 邦宏※1、溝口 嘉範※2、田村 克※1、天沼 宏※1
※1. 国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部、※2. 広島女学院大学 人間生活学部 管理栄養学科

Ⅲ.定期通信
定期通信第62号 2024年度第1回講演会聴講録
 基調講演 食品安全文化について考える
 新蔵 登喜男 (NPO法人食の安全と微生物検査 理事)
 講演1 学校給食における食品安全文化評価から得られた知見と課題
 藤崎 香帆里 (相模女子大学 栄養科学部管理栄養学科 助教)
 講演2 マルハニチログループの食品安全文化~アグリフーズ農薬混入事件の教訓~
 中原 千秋 (マルハニチロ株式会社 品質保証部 部長役)
 講演3 サントリーにおける食品安全文化醸成の取組み事例
 井田 健太郎 (サントリーホールディングス株式会社 グループ品質本部 品質戦略部 部長
定期通信第63号
 サルモネラ食中毒とその予防対策のための新たな取り組み
 甲斐 明美 (公益社団法人日本食品衛生協会 食品衛生研究所)

IV.事業報告書と活動計算書
2023年度事業報告書、活動計算書、貸借対照表、財産目録

V.お知らせ
会員のご案内
会誌「食の安全と微生物検査」のご案内
今後の2024年度事業、2025年度の予定事業

会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第3号は、情報提供委員会の甲斐明美先生と工藤泰雄先生がまとめられた、「世界における食中毒情報第22版」です。2023年までの最新の情報を網羅した、貴重な一冊です。他では絶対に手に入らない世界各国・地域の統計数字が納められています。

大変有用な情報が提供されています。是非、ご覧ください。
詳細は「会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第3号」をご覧ください。

会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第2号 会誌「食の安全と微生物検査」第14巻第3号

第3号は、情報提供委員会の甲斐 明美先生と工藤 泰雄先生がまとめられた、
「世界における食中毒情報第22版」です。
2023年までの最新の情報を網羅した、貴重な一冊です。
他では絶対に手に入らない世界各国・地域の統計数字が納められています。



(更新:2024.12.5)

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2025年度 第1回講演会についてお知らせします 新着情報

2025年度の講演会は会場を東京農業大学世田谷キャンパス内の横井講堂で開催します(2024年度の第1回講演会で使用した榎本ホールと同じ世田谷キャンパスにあります。)

テーマを「食のリスクマネジメントにおける国際整合性」として、3名の講師による講演を予定しており、現在、講演をお願いする先生方への依頼を行っています。 演題などのプログラムが決まりましたら、ホームページにてお知らせをいたします。 講演会への申込はプログラム決定後にホームページにご用意いたします。 是非、お申込み下さい。

日時 2025年6月12日(木)午後・・・予定(現在は仮予約です。東京農業大学の施設利用計画が確定する3月末に本予約となります。)
会場 東京農業大学 世田谷キャンパス内 横井講堂
アクセス 小田急線 経堂駅 から徒歩12分
小田急線 千歳船橋駅または成城学園駅からバス 農大前バス停
東急田園都市線 用賀駅または三軒茶屋駅からバス 農大前バス停
開催方式 会場での聴講、ZoomによるLive、2方式を併用するハイブリッド方式
(更新:2024.12.5)

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高知商業高等学校の生徒さんが訪問されました

5名の「高知商業高校 社会マネジメント科 地域実践コース」の生徒さんが、当法人の事務所を訪問されました。

訪問に至った経緯ですが、10月15日に高知商業高校の坂本さんから事務局長が電話を受けたことに始まります。電話のなかで坂本さんは、「災害時の食糧をいかにして確保すれば良いのか?と考えていった場合、その食糧の安全性を担保するにはどのような点に注意すれば良いのか?ということを疑問に思い、食品安全についての話を聞ける組織を探していて、貴法人を知りました。」ということでした。そこでご希望の日時から、11月13日の午後、当法人の事務所がある、東京農業大学世田谷キャンパスにお出でいただきました。

坂本さん達は修学旅行の一環として東京に来られるので、幾つかの企業訪問をされるとのことでした。当法人を訪問される目的として、「私たちは、観光×食×防災をテーマに、現在5人で活動をしています。最終的には、高知の食品を活かした非常食を開発しようと考えています。そのため、貴法人で食の安全性を担保する方法や、貴法人で行っている取り組みを教えていただきたいです。」とのお話しをいただきました。

訪問されたのは、坂本 澪音、田野下 永遠、斎藤 虎琉、片岡 歩羽、森澤 彩心(敬称略)の5名です。対応には理事長の五十君靜信と事務局長の山縣文夫があたりました。事前に寄せられた質問として以下の9点が掲げられていました。

  1. この法人が考える食の安全とは
  2. 気をつけていること
  3. どのように微生物検査を行っているのか
  4. サイトには、食品等の安全性を確保するための情報発信とあるが、具体的にどのように発信しているか。または、どのように発信したいと考えているか。
  5. 食中毒の発生の低減を図ることに成功したと感じているか。
  6. 食中毒が発生する可能性が高まる原因や要素を詳しく教えて欲しい
  7. 特別な機器を使わなくても微生物を検査することができるか。
  8. 食と微生物の関係性
  9. 食べ物に良い影響の微生物や悪影響の微生物は?

五十君より食の安全についての概要を、パワーポイントを使って説明し、質問への回答を差し上げました。加えての質問もありましたので、五十君からお答えしました。

五十君「通常の細菌、雑菌や黴菌と呼ばれるものは106~107個/gの水準になると不都合が生じること、病原菌や食中毒菌に分類されるものでは少ない数でも人体に悪影響があること、他方、乳酸菌などの善玉菌と呼ばれるものは108個/g以上のものを食べていること。ここから、食品の安全性に関する細菌を3つに分けて考えると良い。」

ただ、高校2年生でサイエンスに対する基礎がまだ十分ではありませんから、用語1つをとっても十分には理解できていない可能性があるかと思います。しかし、熱心にメモを取り、話を聞いておられました。今回の訪問が、少しでも「食の安全」についての理解を深めていただける契機となったのであれば、良い機会をご提供できたのではないかと思います。

最後に、当法人の事務所がある【学校法人東京農業大学 食品安全研究センター】の検査・研究施設と機器・設備などを見学していただきました。

(更新:2024.12.25)

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定期通信第63号をお届けします

定期通信第63号は、甲斐明美先生に「サルモネラ食中毒とその予防対策のための新たな取り組み」として、新たに寄稿していただきました。 「サルモネラ属菌の血清型」、「サルモネラ血清型Enteritidisによる食中毒の多発と対策」、「サルモネラ食中毒の最近の傾向」、「米国のサルモネラ食中毒の動向と新たな対策」の4章からなる、貴重な情報が提供されています。

是非、ご覧下さい。皆様の、お仕事にお役立ていただけるものと思います。

詳細は「定期通信第63号」をご覧ください。

(更新:2024.10.13)

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講演会等がVimeoを通じてご覧いただけます

講演会や研修会の当日、会場にお越しになれなかった会員のために、Live配信を記録したものをアーカイブ配信しています。ただし、アーカイブ配信の利用は当法人の会員に限らせていただいております。一般(非会員)の方でアーカイブ配信を希望される場合は、ご入会をお願いします。

配信はVimeoを通じて行います。
視聴するデータのURL及び取得に必要なパスワードについては、以下の方法でご入手いただけます。

入手方法

会員専用ページに視聴のご案内を掲載していますので、ご覧ください。 また、以下の方法でも掲載方法をご案内することができます。

下記の庶務担当のアドレスにメールで、会員番号と、団体会員の場合は機関名と視聴する方のお名前、個人会員の場合は会員氏名、を記載して、2024年6月の講演会を希望される場合は件名に「2024年度第1回講演会配信希望」、2023年11月の第2回講演会の視聴を希望される場合は件名に「2023年度第2回講演会配信希望」として送信して下さい。

申請先メールアドレス 庶務担当:shomu@foodsafety-mbt.com ※クリックするとメーラーが立ち上がります。
メールのタイトル アーカイブ配信の閲覧希望:(配信を希望する講演会のタイトルをご記入ください)
例)アーカイブ配信の閲覧希望:2024年度第1回講演会配信希望
メールの内容 アーカイブ配信の閲覧希望の閲覧を希望します。
(申請事項)
希望する講演会・研修会の名称:
会員番号:
会員個人氏名:
団体名: ※団体会員の場合は機関名をご記入ください
(更新:2023.6.14)

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